<新型コロナウイルス:ニンバス株について>
現在流行している新型コロナウイルス(通称:ニンバス)は、新しいオミクロン系統の変異株となり、正式名称は「NB.1.8.1」です。感染力が従来株より高いと確認されており、2025年に入ってから世界的に検出報告が増加しております。日本では、この夏に流行の主流となっておりWHO(世界保健機関)からも「注目すべき変異株(Variant Under Monitoring)」に指定されています。
〇主な症状
ニンバスは他のコロナ変異株と共通の症状も多いですが、以下のような特徴的な症状のパターンが報告されています。
・強烈な喉の痛み:「剃刀の刃を飲み込んだような痛み」「ガラスが刺さるような痛み」と表現されるほどの強い喉の痛みが大きな特徴として挙げられます。
・味覚、嗅覚障害:従来株に比べると症状は起こりにくいとされている。
・発熱、咳、倦怠感:従来株と同様に多くみられる症状です。
・消化器症状:嘔吐や下痢などの消化器症状がみられる場合もあります。
〇特に注意が必要な方(高リスク群)
多くの場合は軽傷であり数日で改善しますが、以下に該当する方は重症化するリスクが一般の方より
高くなる傾向にある為、特に注意が必要です。
・65歳以上の高齢者(若年層と比較し、重症化するリスクが大幅に高いと報告されています。)
・免疫不全の状態にある方
・基礎疾患を持っている方(心疾患、COPD、糖尿病、がん、喘息など)
・乳幼児
〇対策
感染拡大を防ぐために、引続き以下の対策が重要となります
・基本的な感染対策:マスクの着用の継続、手洗い、うがい、換気など。
・ワクチン接種:ワクチン接種は重症化予防に効果的とされています。
・体調管理:免疫力を高めることが大切です。十分な睡眠や栄養摂取を心がけましょう。
☆ワクチン接種実施期間のお知らせ☆
インフルエンザ:令和7年10月15日~令和7年12月30日まで
新型コロナウイルス:令和7年10月15日~令和8年 3月31日まで