お知らせ

<今月の健康メモ>

●がんの発症リスクは40歳以上で増加傾向にあります。

がんとは、心疾患、脳血管疾患とならび、日本人の死因の上位を占める三大疾病のひとつです。

いつ・どの部位にがんが発生するかは人によって異なりますが、男性は大腸・前立腺・胃・肺・肝および肝内胆管の5部位の罹患率が高く、特に大腸がんは50代から罹患率が上昇する傾向にあります。

がんは、正常な細胞の遺伝子が傷ついてできた異常な細胞が、無秩序に増え続けて発生する病気です。「悪性腫瘍」とも呼ばれることがありますが、まず「腫瘍」とは細胞のかたまりのことです。正常な細胞は、体や周囲の状態に応じて、増えたり、増えることをやめたりします。しかし、何らかの原因で遺伝子に傷がついた異常な細胞が、体の中に細胞のかたまりを作ることがあります。悪性腫瘍、つまり癌とは、このような腫瘍のうち、異常な細胞が基底膜を越えて周りに広がったり(浸潤)、さらに血管などに入り込んで全身に広がる「転移」をしたりするもののことをいいます。

なお、同じ異常細胞でも、浸潤や転移を行わず、周辺の組織を押しのけるようにして増えていくものは良性腫瘍といいます。良性腫瘍も細胞の種類や腫瘍の大きさ、できた場所によっては何らかの症状が出る場合がありますが、手術で完全に除去できれば、悪性腫瘍のように再発するリスクがないところが大きな違いです

がん死亡数予測(2023年)

男女計一位:肺がん(78700人)二位:大腸がん(54400人)三位:胃がん(41800人)
男性一位:肺がん(55200人)二位:大腸がん(28700人)三位:胃がん(23500人)
女性一位:大腸がん(25600人)二位:肺がん(23500人)三位:膵臓がん(20400人)

(c) 国立研究開発法人国立がん研究センター ホームページ参照

●がんを予防するには次のことを心掛けましょう

がんは生活習慣と密接な関係があり、喫煙や過度な飲酒、乱れた食生活、運動不足などの要因が重なると、がんに罹患する確率が高くなる傾向にあります。そのため、日々の生活で禁煙や節酒、食生活の改善、適度な運動などを心がければ、がんの罹患リスクを低減することは可能です。

ただし、100%防げる病気ではないため、たとえ規則正しい生活を送っていたとしても、がんになる確率をゼロにすることはできません。もちろん、生活習慣の見直しや改善は必要ですが、「自分は大丈夫」と過信せず、いざという時の備えを確保しておくことも大切です。

40代後半からがんの発症リスクが高くなっていきます。40代から50代にかけては大腸がんが最も多く、胃がんも増えていきます。肺がんもこの二つに次ぐ発症状況ですが、治療効果を得にくいがんです。男性特有のがんである前立腺がんは50歳ごろから急激に発症リスクが高くなる特徴があります。

5月からいわき市の検診が始まります。必ず受診する様にしましょう!