お知らせ

<今月の健康メモ>

5月よりいわき市の検診が始まります。

○胃がん検診(内視鏡)→内視鏡検査をおこないます。ヘリコバクター・ピロリ菌の感染有無も検査する事をお勧めします。

○大腸がん検診→検便検査をおこないます。大腸がんの死亡数は食の欧米化の影響か増加傾向にあり、今後も増加すると予想されています。

○肺がん検診→喀痰検査をおこないます。肺がんは、日本人のがんによる死亡数のトップになっています。しかし、無症状のうちに検診を受診し、早期のうちに治療すれば約8割が治るようになりました。

○肝炎ウイルス検診→血液によるB型・C型肝炎ウイルスの検査をおこないます

○骨そしょう症検診レントゲンを使い、骨密度を測る検査をおこないます。

○ヘリコバクター・ピロリ抗体検査ヘリコバクター・ピロリは胃の粘膜に住みつく菌で、感染したまま放置しておくと、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどが引き起こされることがあります。ご自身の感染状況から胃がんのリスクを知ること、併せて検診を定期的に受診することで、胃がんの予防・早期発見につなげましょう。

○推定食塩摂取量検査食塩の過剰摂取は高血圧と関連し、心血管病のリスクを高めるなど、様々な疾病を引き起こします。こうした現状を踏まえ、厚生労働省の「「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、摂取量の減少を目指すものと位置づけられており、目標量(食塩相当量として)は、成人1人1日当たり男性7.5g未満、女性では6.5g未満と設定されています。 なお、高血圧及び慢性腎臓病(CKD)の重症化予防のための食塩相当量の量は、男女とも6.0g/日未満とされています。

○国保人間ドック→問診・身体測定・腹囲測定・血圧測定・血液検査・尿検査・心電図検査・眼底検査 等をおこないます。特定健康診査(特定保健指導)は、心臓病や脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を引き起こすメタボリックシンドロームの予防、改善のための健診です。

メタボリックシンドロームとは内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさることにより、心臓病や脳卒中などになりやすい病態を指します。単に腹囲が大きいだけでは、メタボリックシンドロームにはあてはまりません。

メタボリックシンドロームの診断基準はウエスト周囲径(へその高さの腹囲)が、男性85cm、女性90cm以上で、かつ血圧・血糖・血清脂質のうち2つ以上が基準値から外れると、「メタボリックシンドローム」と診断されます。現在、予備群も含めて男性は40~74歳で2人に1人、女性は5人に1人存在し、増加傾向にあるといわれています。中高年がかかる病気と思われがちですが、年齢・性別を問わず注意が必要です。

  • 当院では上記検診を実施しております。お気軽にお申し付け下さい。