腹部・頸部超音波検査

腹部・頸部超音波検査

腹部超音波検査

超音波を用いて、内臓から返ってくる反射波を画像化して診断する検査です。内臓からの反射波を装置が受けとり、電気信号にかえてモニターに写します。 モニターに写った画像を確認し、各種病気の有無などの診断を行います。
これにより、肝臓やすい臓、腎臓、胆のうをはじめとした、内臓の状態(腫瘍の有無や脂肪肝、萎縮、結石)を調べることが可能です。

【画像】腹部・頸部超音波検査

頸部超音波検査

大動脈から頭部へ血液を送る血管を頸動脈といいます。頸動脈は動脈硬化になりやすい部位といわれており、頸部超音波検査はこの頸動脈の動脈硬化の程度やプラークの有無を調べる検査です。
これにより、動脈硬化が原因となる心筋梗塞や脳梗塞、大動脈解離などの命にかかわる病気が発症する危険度を推測することができます。

動脈硬化とは

動脈硬化とは文字通り、動脈が硬くなることで弾力性や柔軟性を失った状態のことをいいます。
偏った食事や運動不足、喫煙、ストレスといった悪い生活習慣は動脈硬化の原因となり、動脈に中性脂肪やコレステロールなどがたまることで、動脈の血流が詰まったり、硬くなったりという現象が起こります。
また、コレステロール以外にも、肥満や高血圧、高血糖、資質代謝異常など様々な要因が複合的に重なることで、動脈硬化が起こるため注意が必要です。

動脈効果が進行すると、将来的に脳梗塞・狭心症・心筋梗塞などを発症する可能性が高くなります。